YM2413

おやじの楽譜OYAJI SCORE

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ハ長調 (C major)
調の音主音調外
Tempo 120
使い方
鍵盤を押すと音が鳴り、五線に音符がゴースト表示。押したまま長さを選び、離すと確定
鍵盤を押したまま指を大きく左右にすべらせると長さのバーが出て、その場で音価を選べます(左=長い → 右=短い)。画面の大きさによらず同じ操作です。少しの指ブレでは変わりません。付点ボタンで付点音符に。
縦画面の鍵盤は上下2段(下段=低いオクターブ / 上段=高いオクターブ)。横画面では1列の広い鍵盤になります。
はじまりの音きぶんで調が決まります(あかるい=長調 / さみしい=短調 / わふう=ヨナ抜き)。下に本当の調名も出ます。びょうしは 4/4・3/4(ワルツ)・2/4・6/8 などから選べます。
現在位置をタップすると移動バーが開き、小節や拍の単位でカーソルを動かせます。再生中は▶ 付きの赤字で再生位置を追いかけ、止めると編集位置に戻ります。ドラム編集中は上にその小節のメロディが出ます。
ドラムはパターンから 8ビート・タンゴ・ワルツなどを選び、「この小節に」「全体に」で流し込めます(拍子に合わせて形が変わります)。
? ガイドでは、ト音記号と調号の意味を五線の図で説明しながら、調・音階・拍子を選べます。
五線の空白をタップした位置にカーソルが移ります。16分単位なので拍からズラした位置にも置けます(3連を選んでいるときは三連の位置に吸着)。横になぞると追従、縦になぞると譜面のスクロールで、カーソルは動きません。
ズラして置いたとき、同じ声部の前の音符は新しい音符の手前まで自動で短くなります(消えません)。同じ位置に別の音を重ねると和音になります。
声部を切り替えると、同じ音色の中に独立した旋律を重ねられます(最大4声)。長く伸ばす音の上で別の音が動く、といった書き方ができます。声部が2つ以上あると符尾の向きが自動で分かれます。
現在位置のバーから反復記号・1番/2番括弧・セーニョ・コーダ・Fine・D.C./D.S. をカーソルのある小節に置けます(もう一度押すと消えます)。再生はその指示どおりに進み、位置表示に「2回目」と出ます。
音符を選んで記号 ▾ を押すと、スタッカート・テヌート・アクセント・上げ弓・下げ弓・フェルマータを付けられます。スタッカートは音の長さを変えずに短く鳴らします
強弱はカーソルの位置に付き、次の指示まで有効です(pp〜ff の6段階。五線の下に表示され、再生音量も変わります)。
音符を選んでを押すと、次の音符へスラーが掛かります(弦楽器なら「1弓で弾く」の意味)。
この小節のメモ欄に書くと、五線の上に表示されます(カーソルのある小節に付きます)。音符を選んで歌詞 ▾ を押すと、その音符の下に歌詞を書けます。どちらも使ったときだけ譜面が縦に広がります。
3連ボタンで三連符が入ります(4分・8分・16分それぞれ)。三連の組には自動で「3」が付きます。拍子によって三連が収まらない組み合わせは選べません。
いちばん下の SONG DATA から MML(MSX の PLAY 記法)か JSON で書き出し・読み込みできます。MML は例: T120 @Piano O4 L4 C D E FC12 が三連8分、, でパート区切り。最大 64 小節。
間違えたとき: 音符をタップすると選択され、編集バーで ▲▼=音程 / ◀▶=位置 / 短長=長さ / 削除 ができます。
↩戻す・↪やり直しは削除も含めて何度でも(PC は Ctrl/⌘+Z、⇧+Z)。空白タップでカーソル移動休符 ▸ で送り。
いま入力される位置は現在位置に小節と拍で表示され、五線でもその小節がうっすら光ります。
付点を外すには、いま選ばれている長さのボタンをもう一度押す(または付点ボタン)。書き進めると小節は自動で増えます。
鍵盤は調の音だけが明るく光り、音名が出ます(黒鍵は調に応じて ファ♯ / シ♭ のように表示)。青緑の帯=調の音、アンバーの帯=主音。暗い鍵は調外です。
五線でも、調に含まれない音符はオレンジで描かれます。
試聴のみ(または Shift 押し)の間は、離しても確定せず音を確かめるだけ。PC は Z S X D C V G B H N J M キー + 長さボタンでも入力できます。
曲を えらぶ / 書き出す / 読み込む

① 用意された曲をえらぶ

② いまの曲を書き出す

中身を見る

    

③ 曲を貼り付けて読み込む

④ AI に作ってもらう

この音源と、このアプリについて

YM2413 (OPLL) という音源

ヤマハが 1980 年代なかばに出した FM 音源チップです。上位の OPL 系を思いきり安く作り直したもので、 2 オペレータの FM 合成、同時に 9 音。リズムを使うときは旋律 6 音+打楽器 5 種という配分になります。

この音源の性格を決めたのは、その割り切りでした。自由に音色を作れる枠はたった一つだけ。 あとは ROM に焼かれた 15 種類から選ぶ。バイオリン、ギター、ピアノ、フルート、トランペット…… 名前は付いているけれど、どれも本物には似ていない。似ていないまま、確かにその楽器の顔をしている。 制約から生まれたあの音の手触りは、今聴いてもすぐ「あの音だ」と分かります。

MSX では MSX-MUSIC の名で標準になり、FM-PAC を挿すか、MSX2+ 以降なら最初から鳴りました。 セガのマークIII / マスターシステムにも FM 音源ユニットとして載っています。

このアプリが受け継いだもの

音色は ROM の 15 種類をそのまま、2 オペレータ FM とリズム音も当時の作りに沿って鳴らしています。 一方で 9 音の上限は外しました。敬意は音そのものに払うべきで、 制約を再現することではないと考えたからです。書きたいものが書けることを優先しています。

なぜ作ったか

子どもの頃、MSX に出会いました。

あの機械のすごさは、性能ではありませんでした。プログラムも、ゲームも、絵も、音楽も、 ぜんぶ同じ一台の中で地続きだったこと。あいだに境目がありませんでした。 BASIC を打ち込めば絵が出て、続けて書けば音が鳴る。作る側と遊ぶ側のあいだに壁がなかった。

MSXマガジンの BASIC 講座を、雑誌を開いたまま写経しました。 一文字打ち間違えて動かず、目を皿にして見比べて、直って、鳴ったときの音。 自分で音楽を鳴らせるのだと知った瞬間のことは、今でも覚えています。

当時はそれが当たり前だと思っていました。今になって、あれがどれほど贅沢な環境だったか分かります。 いまの子どもたちの手元にある機械は、あの頃より何万倍も速い。 けれど「電源を入れたら、すぐ自分で何か作れる」場所は、かえって見つけにくくなった気がします。

だからこれを作りました。開いたらすぐ音が鳴って、譜面が書けて、鳴らして、直せる。 音は、あの頃の音で。譜面は、学校で習うとおりの形で。 子どもが最初の一音を置く場所になれば、それでいいと思っています。

音源の年代や搭載機種は記憶にもとづいて書いています。 細部に誤りがあればご指摘ください。